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原著
舌根部小唾液腺由来低悪性腺癌症例─正中下口唇下顎骨舌切断法によるアプローチ
李 昊哲
※1
河田 了
※1
西川 周治
※1
林 歩
※1
竹中 洋
※1
辻 求
※2
※1 大阪医科大学耳鼻咽喉科学教室
※2 大阪医科大学中央検査部病理
I.はじめに 舌根部腫瘍は,手術のアプローチが難しく,その選択に難渋することがある。広い術野を得ることに越したことはないが,整容上の問題も考慮しなければならない。悪性度の高い腫瘍では,ある程度の侵襲もやむを得ないが,良性腫瘍や悪性度の低い腫瘍では,術野の確保とともに,低侵襲な手術が望まれる。舌根部へのアプローチ法としては口内法,下顎正中離断を用いる方法,舌骨上咽頭切開もしくは咽頭側切開を用いる方法などがあるが1,2),それぞれに利点,欠点がありその選択には症例ごとの十分な検討が必要である。 今回われわれは,舌根部低悪性腺癌に対して正中下口唇下顎骨舌切断法(median labiomandibular glossotomy)によるアプローチを用いて腫瘍を摘出した症例を経験したので報告する。
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